初恋物語~大切な君へ


「雫これ、このアプリ限定で読めるんだよ」
「あれだったら教えようか?」



「うん!読みたいから教えて欲しい。」



俺は雫にアプリストアからbookLife
と言うアプリをインストールするように
教え、雫は無事bookLifeを登録して
無料で読めるようになった。



「はいこれでいつでも読めるから。」




「近藤君ありがとう!」
「今日家に帰ったら早速読む。」


私達は20分ほど並んでようやく私達の
番が回ってきた。
沢山クレープの種類があり迷ってしまう。


「雫どれにする?」


「ものすごく悩んでるw」


「どれと悩んでる?」


「このマンゴークレープと」
「キャラメルクレープ。」


「俺マンゴークレープ食べたいと」
「思ってたから雫はキャラメルクレープ」
「にしたら?後でシェアしよう。」



「近藤君天才だよ!」
「確かにシェアしたら両方食べれるね!」



「ふははw雫大袈裟w」
「しかも、両方頼む気だった?」



「そんな笑わないでよw」
「うん……両方頼もうとしてたw」


「だろうなw」
「あっ、クレープまとめて注文しとく。」


「ありがとう。」



近藤君は店員さんにクレープを注文した。
そして会計もまとめて払ってくれていた。
後で自分の分渡すの忘れそうだから
会計終わったらすぐ渡そう。



「近藤君はいこれ。」
「私の分のクレープ代。」



「いいよ俺の奢り。」


「えっ!?良くないよ。」
「前も私奢ってもらったんだし。」
「受け取ってよ。」



「いいって。」
「俺が好きで奢ってるんだから。」




これ絶対、近藤君は受け取らない気だ。
でも奢ってばかりは私嫌だよ……
ちゃんと自分の分は自分で払いたい。
そんなやり取りをしていたらクレープ
が出来上がり近藤君はクレープを
受け取って両手塞がっている。
私はこれがチャンスだと思い近藤君の
傍まで近寄った。



「雫……!?」
「ちょっ!?いいっていってるだろ。」




雫は両手塞がっている俺に近づいてきた。
そして俺のズボンの左ポケットに小銭を
入れてきた。
微かにずぼんの中から雫の手の温もりを
感じドキリと俺の心臓が跳ね上がる。
そんな気持ちになっている事も
知らないで雫は頬を膨らませてから
反則の言葉を俺に言ってくる。



「受け取ってくれないなら」
「友達辞めるからね!」


そんな事言われたら受け取るしか
なくなるだろ……本当、ずるいよな。



「わかったから友達辞めるとか」
「言うなよ。」
「ちゃんと受け取るからさ。」




「良かった受け取ってくれて。」
「こうでも言わないとさ」
「近藤君受け取らないでしょ?」


「じゃぁ本気で言ったんじゃ」
「ないんだな?」


「本気でそんな事言わないよ!」
「そうでも言わないと絶対近藤君」
「受け取らないからちょっと」
「意地悪言っちゃったのごめんね。」




「全然大丈夫。」
「本気じゃないって分かってホッとした」
「けど雫意外と頑固だよなw」
「はい、キャラメルクレープ。」



「ありがとう!」
「私頑固じゃないよ?」




「いやいや頑固だってw」
「それよりあっちテーブル空いてるから」
「そっちで食べよう。」



「さっきまで満席だつたのに」
「もう空いたんだね!」
「ラッキーだね!行こ行こ!」




私と近藤君は飲食ができる小さなスペース
にあるテーブルでクレープを食べる。




「雫、キャラメルクレープ美味しい?」



「めちゃくちゃ美味しい!」
「ホイップとキャラメルが絡み合って」
「とても甘いよ!」



「雫、もらって良い?」
「シェアしよう。」



「あっ!シェアしようって言って」
「たもんね!忘れてたw」
「はい、どうぞ。」




そう言って私は近藤君にクレープを
渡そうとクレープを持ってる側の腕を
近藤君の所まで伸ばしたけれど
近藤君は拒んだ。
ん?欲しいって言ってたよね?
急に食べたく無くなったのかな?
美味しいのに…。