「近藤君!」
「だって今近藤君だけやろ?」
「近藤君もめっちゃイケメンやけど」
「木梨さんのグループが揃うと更に」
「オーラが違うねん!」
「なんやろ…どう言えば伝わるか」
「難しいわw」
「へぇーそーなんだ。」
「まぁ、雫と仲良くしてくれるのは」
「嬉しいけど雫を困らせる事はしないで」
「あげてな。」
「雫は俺の大事な人だから。」
「ちょっ///」
「近藤君!?」
みんなの前で何言ってるの!?
そんな言い方したら誤解されちゃうよ!?
「雫、良かったな新しい友達できて。」
「うっうん嬉しい。」
こうして新しく出来たお友達とLINE交換
した。
その後すぐ新しい担任の先生が教室に
入りお友達4人は各自自分の席へ戻って
行った。
その後は無事に始業式も終わり、
今日は11時に下校となった。
私は今から美桜とクレープを食べに行く為
急いで帰る支度をした時だった…
「雫、なにそんなに急いでんの?」
「今日、美桜とクレープ食べに行く」
「約束してて、今美桜のクラスまで」
「迎えに行こうとしてるところだよ。」
「途中下駄箱まで俺も一緒に良い?」
「うんいいよ。」
「でも、すぐ別れちゃうよ?」
「それでも良いんだ。」
「雫と少しでも一緒に居たいから。」
俺は雫に告白してから決めた。
自分の思ってる事その都度、雫に言って
いこうと…
そしてずっとずっと名前で呼びたかった事も
実現させた。
最初は雫と呼ぶのに緊張もしたけど
今はだいぶん慣れてきた。
雫自身も同じだと思う。
本当は2人で帰りたいけれどせっかく長谷川
と久しぶりに遊びに行くみたいだから
それの邪魔はしたくない。
だから少しでも一緒に居れるチャンスは
自分から作って行きたいと思った。
最近近藤君は変わった。
こんなストレートに言う人だと思って
いなかった。
あの告白以来なんだか近藤君が大人に見える
のは私だけなのかもしれない。
「わかった。」
「それじゃ行こ美桜のクラス。」
私と近藤君は自分達のクラスを出て
美桜の居る3組へ向かった。
3組に向かっている途中で私のスカートの
ポケットの中でスマホのバイブが響く。
「雫どした?」
「あっ、なんか誰かからLINEきた。」
「ちょっと見るね。」
私はスマホのホーム画面を確認する。
するとそこに表示されていたのは
颯太君からだった。
LINEを開けると颯太君からこんなメッセージ
が残されていた。
雫、今日一緒に学校行けなくてごめん。
明日から学校行けそうだから明日
迎えに行くよ。
またLINEするそれじゃ…
私はそのメッセージを読み終わったすぐ
に今日美桜とクレープ食べに行く事、
クラス別々になり、美桜と颯太君と慎吾君
は同じクラスである事私は近藤君と同じ
クラスになった事をLINEで報告した。
「近藤君ごめん、お待たせ。」
「誰からだった?」
「颯太君からだよ。」
「なんてきてた?」
「明日からは学校登校できるって。」
「だから明日は迎えに行くって。」
「んで、私は颯太君に今日のクラス」
「事と美桜とクレープ行く事報告してた。」


