「でしょ?」


「だけどそれに気付かされたのは」
「最近で。」
「木梨とまた友達になってよく話す」
「ようになってからなんだ。」



「だけど…どうするの?2人」
「付き合っちゃったよ?」



「うん…こうなる事はわかってた。」
「それに後悔もしてる。」
「俺は颯より先に木梨の事見てて」
「好きで…なんでもっと行動に」
「移さなかったのだろって…。」
「なんでもっと早く告白しなかったの」
「だろうって。」



「圭介君、さすがに今回はキツいよ?」
「諦めざる負えない状況だよ?」



「…諦めたくない…。」


「えっ?」
「もしかして奪う気?」
「私は雫に幸せでいて欲しいの。」
「だから雫が悲しむような事がおきたら」
「私はその原因が誰であれ許さない。」



「俺は、別に奪うとは今は思ってない。」
「俺だって木梨が幸せな事が1番の」
「望だからな。」
「だけど…俺の気持ちは言うつもり。」
「俺はこれからも好きのままだから。」
「木梨以外の人を好きに」
「なんてなれない。」
「それと万が一颯が木梨に寂しい思いや」
「悲しませる様な事をしたら」
「その時は奪いに」
「行くつもりだから。」
「俺が幸せにしてやりたい。」




「圭介君…本当に雫を心から好きでは」
「なく愛してるんだね。」


「もう相当愛してると思う。」
「自分でも驚く程に…。」



「そっかー。」
「中途半端な気持ちじゃないって」
「知れたからそうなった場合であって」
「も私は止める事はしない。」




「ありがとう。」




「だけど、ちゃんと気持ち伝えなよ?」
「じゃなきゃ雫は鈍感だから」
「いつまで経っても気づいて」
「もらえないよ?(笑)」



「それは痛いほどわかってる(笑)」



「そろそろみんなのところに」
「戻ろう!」
「遅すぎたらみんな不思議がるだろう」
「から(笑)」
「頼み事って言ってるから」
「みんなのジュースでも」
「買ってから行こっか。」




「みんなただいま!」



「圭介!美桜ちゃん!」
「どこ行ってたんだよ!」




「みんなにジュース買おって思って」
「私の隣にいた圭介君に手伝って」
「もらってたの!」




「木梨、ジュースどれが良い?」



「何があるの?」


「えっと、いちごミルク」
「オレンジジュース、ミルクティー」
「コーヒー、ココア。」



「えっとじゃ…」


「木梨はいちごミルクだろ?」



「近藤君なんでわかったの?」



「木梨、中学の時よく飲んでたから。」
「はい…いちごミルク。」


「私、そんなあの当時飲んでたっけ?」
「ありがとう!」



「颯は何が良い?」



「……。」


「颯?」



「あっ、ココアが欲しいかな。」


「はい。」



「ありがとう。」


圭介……雫の好きな飲み物まで知ってたんだ。
しかも俺が知らない時の雫の話し…。
なんだか胸がざわつく。
付き合っててもヤキモチは欠かせなくなりそうだ…。
だけど自信を持て。
雫は俺の事好きなんだ…だから付き合った。
もっと堂々と胸を張って心広く持たなきゃな。
圭介だって雫の事好きでしかも俺達が付き合ったのは気よく思ってないのは確かだし、あまり圭介の前でイチャつくのは
駄目だ。
俺だったら耐えられない。
だからせめて、圭介が雫に気持ちを伝えるまでわ。



「長谷川は何が良い?」
「私はミルクティー。」



「はい。」




「サンキュー。」




「慎吾、コーヒーはい。」


「ありがとう!丁度コーヒー狙ってた。」
「なぁ、圭介…ちょっと耳貸して。」



「なに?」