初恋物語~大切な君へ



「雫?それがヤキモチって言うんだよ。」



「ヤダ…恥ずかしい…ごめん。」



「なんで謝るの?」
「逆に俺、めちゃくちゃ嬉しいよ。」
「好きな子にヤキモチ妬いてくれて。」
「脈アリと思ってしまうけどね(笑)」
「俺、女の子にはされたことは」
「あるけどした事はないよ。」
「雫が初めてだよ。」



「そうなんだ…。」




「これからはもっとドキドキさせるから」
「覚悟しといてね!」


「覚悟!?」



「さて、食べ終わったらまだ見てない」
「魚達見に行こ!」



「うん!」



その後、パスタを私達2人は美味しく完食した。
代金は私が払おうとすると奢ると颯太君が何度も言うのでお言葉に甘えてしまった。
昨日の近藤君といい颯太君といい、私は
2人に甘えてばかりで申し訳ない気持ちが
急増する。



「颯太君、ご飯ご馳走様。」
「ありがとう!」



「いいえ!」
「雫が美味しく食べてる姿見れたから」
「大満足だよ!」



「だってすごく美味しくて(笑)」
「ペロッと食べちゃった(笑)」
「颯太君も食べるの早かったよね。」


「お互いほぼ同時だったもんね(笑)」


「確かにな(笑)」
「あっ!雫見て!ヒトデとかウニ」
「いっぱいいるぞ!」



「わあ!本当!」


今私と颯太君はヒトデとウニコーナーで
水族館を堪能している。
ヒトデとウニは大きな水槽の中でマイペースに暮らしている。
このコーナーは触れ合う事が出来ると
水槽の右横に表示されていた。




「雫、触れ合えるみたいだけど」
「触ってみる?」



「ヒトデとか触った事ないから」
「触ってみたい!」
「硬いのかな?柔らかいのかな?」



「俺はヒトデは小学校生の時海行って」
「以来触ってないなぁ(笑)」
「だけど見た目的には硬そうだよな。」



「私、ちょっと触ってみる。」



「雫って意外だよな。」



「えっ?」
「意外?」


そう答えながら私の手は石に張り付いているオレンジ色のヒトデに手を伸ばし触る。
あっ…!ヒトデってこんな感触なんだ。



「だって、女子ってさ?」
「気持ち悪そうな物とか生き物って」
「触らないイメージだしさ?」
「雫はそれどころか興味津々で」
「ヒトデを触ってんだもん(笑)」





「えっ(笑)だってなんだか面白そう」
「だし、なんでも体験してみないと」
「その生き物がどんなんなのか」
「わかんないのって可哀想で(笑)」




「なんだそれ(笑)」
「っで、どーなの?ヒトデの感触(笑)」




「えっとね!」
「ザラザラゴワゴワしてたよ!」
「硬さはめちゃくちゃ硬いのかなと」
「思ってたのだけど、意外と」
「そこまで硬くなく普通の硬さだった。」




「あっ、本当!」
「なんだか何とも言えない感触だな(笑)」



「でしょ?」



「雫、手を洗い終わったらそろそろ」
「他の所も見よう。」




「そだね♪」



こうして俺と雫はこの後も様々な魚やクラゲや海の生き物達を見て回り水族館を楽しんで2人とも満足し、水族館を出た。




「水族館めちゃくちゃ楽しかった!」
「颯太君ありがとうね!」