初恋物語~大切な君へ

すごく綺麗なレストランだなぁ。
海の中で食事してるみたいな錯覚になる。



「お待たせ致しました。」
「こちら、アスパラガスとエビの」
「トマトクリームパスタでございます。」



「はい。」




「こちら、カニトマトクリームパスタ」
「でございます。」



「はい。」



「「いただきます。」」



「颯太君!カニトマト美味しい!」




「こっちのアスパラとエビパスタも」
「めちゃくちゃ美味しいよ!」
「雫ほら、食べてみ?」


そう言って俺はフォークにパスタとアスパラとエビを絡ませ雫の口元まで運んだ。
すると雫は不思議に思ったのか首を傾げている。


「雫、口開けて。」
「食べさせてあげる。」



「えっ!?」
「いいよいいよ!さすがにちゃんと」
「自分で食べれるよ?」



「つべこべ言わずほら、食べて。」



「わかった///」


私は断念し、颯太君の言う通りに従った。
だけど…颯太君との距離近くない!?
私は恥ずかしさのあまり目を閉じて、
颯太君のパスタを1口食べる。


「おっ…美味しい!」



「だろ?」



「颯太君私のもどうぞ。」

私はお皿ごと颯太君に差し出す。
すると颯太君はえっ?と不思議そうな
顔で私を見てきた。


「雫が食べさせてくれないの?」



「へっ!?///」
「そんな事した事ないもん。」



「さっき俺がしたみたいにね?」


颯太君に要求された通り私は実行に移す
のだけど初めてする事だからフォークを
握っている手が緊張で震えてパスタが
落ちそうになった。



「雫、パスタ落ちそう。」
「早く俺の口に入れて。」


「颯太君!どーぞ!」

私は思い切って颯太君の口の中にパスタを
放り込んだ。



「ん。」
「あっ!こっちも美味いな!」



颯太君はそう笑顔で言って私を見てくる。
なんだか颯太君はこーゆの慣れてる感じが
嫌でもわかっちゃう。
そう思うと心の奥からチクチクと痛みが
増える。



「颯太君…なんだかこう言うの」
「慣れてるね。」
「他の女の子にもしてるの?」


「えっ!?」


「あっ…!」


ちょっと!私!何言っての?
思ってる事声に出しちゃダメじゃない!
颯太君も驚いてるじゃん…。
絶対、なにコイツって思うよね?


「今のはえっと…違うくて…っ」



「もしかして雫、ヤキモチ妬いて」
「くれてるの?」



「ヤキモチ!?」
「わかんない…だけどなんかチクチク」
「するの…。」



「俺が他の女の子にしてるんじゃ」
「ないかと想像した?」
「それで胸の奥がギューって締め付け」
「られる感じになった?」



「あっ、うんその通りだよ。」