初恋物語~大切な君へ


あっ……/////
いつの間に私、声に出してんの!?
今完全に聞かれたよね。
言い逃れできないよね…。
って言うかしたら駄目だよね。



「雫!///」
「今のは本当なのか?////」



雫からまさかこんな胸が弾むような
言葉が聞けるなんて全然予想していなかった。
ちゃんと俺を意識して見てくれている。
信じられないくらい嬉しい…。
俺の聞き間違いじゃないよな…?。



「ほっ…本当だ…よ///」
「颯太君がいると私変…。」





雫…今日の雫ヤバい…可愛いすぎて
俺、暴走しそう。
それってもう俺の事好きだって言われているようなものじゃん。
もう俺待てないかもしれない…。
今日にでも雫を俺のもんにしたい。
堂々と2人で手を繋いで歩きたい。
今日、もう一度告白しよう。




「変じゃないよ。」
「それ、相当俺にとっては嬉しい事」
「だから。」




「うん////」


「雫、今日のクリスマス楽しんで」
「もらえるようにプラン立てたんだ。」
「だから楽しみに俺についてきて。」


「私の為にわざわざプラン」
「立ててくれたの!?」




「そだよ♪」
「雫には喜んでもらいたいからね!」





「颯太君ってどこまで良い人すぎるの?」
「ありがとう!」




「前にも言ったけど雫に優しいのは」
「当たり前の事なの。」
「好きな人が喜んでくれてる姿」
「見るだけで幸せな気持ちになれる」
「んだよ。」



「本当颯太君には敵わないよ(笑)」
「今からどこ連れてってくれるの?」



「行ってからのお楽しみで♪」



「気になるじゃん(笑)」





「ダメ(笑)教えない(笑)」
「いいから着いて来なって♪」
「ほら、人多いから手繋ぐよ。」






繋ぐよって言う前に既に繋がれてるんだけどなぁ(笑)
なんだか可笑しくて笑っちゃった。
颯太君ってどこか積極的で尚且つ強引な
ところもあるけれど憎めないんだよね。
そこには優しさや本当に私の事を想って
くれているって感じるんだよね。
こうやって自然に手を繋いでくるのずるい////



「ありがとう。」
「今日やっぱり人多いもんね。」





「そりゃークリスマスだからな(笑)」
「色んな人がそれぞれ幸せに満ちた」
「クリスマスを送れると良いな!」



「特別な日だもんね♪」




「そんな特別な日に俺ら一緒に居れる」
「って本当すげぇ嬉しいよ。」




「またそんな恥ずかしい事言って」
「私の反応を楽しんでるんでしょ?(笑)」



「バレた?(笑)」



「バレバレだよ(笑)」


「雫、あの階段登ったら目的地に」
「着くからあと少しだよ。」
「階段で転ぶなよ?(笑)」
「転んだとしても手繋いでるから」
「大丈夫か!」



「私そんなドジじゃ…!!キャッ!!」




私はそんなドジじゃないって言いかけた途端階段に蹴つまづき、
転ぶだろうと覚悟したが転ぶどころか繋いだままの右手から颯太君の力を感じた瞬間私は既に彼の胸に収まっていた。
颯太君の心拍の音が響く。
その度に私の心拍も颯太君側に響いている
だろう。
どんどん私の心拍数は加速するばかりで
隠せなくなった。
そして彼から香る香水の香りが更に私の
胸をときめかせ調子を狂わせる。




「あっぶねぇー。」
「雫、大丈夫?」
「咄嗟に引っ張ったから腕とか」
「痛くない?」
「どこも怪我してない?」






颯太君が話す度彼の吐息が間近で聴こえる。
今日の私は駄目…朝からあの夢見て以来
変になっちゃった。
彼のちょっとした些細な仕草や行動が
私の胸をキュンとさせられ苦しくなる。
それも嫌な苦しさではないから余計、
キュンが増えていってしまう。




「助けてくれてありがとう。」
「大丈夫だよ。」



「それなら良かった!」
「だけどさすがに焦ったわ(笑)」
「言った直ぐに転びかけるって(笑)」
「ドジ確定だな(笑)」


「ドジじゃ…あっ、ドジです…。」



「素直かい!(笑)」
「本当…可愛いすぎ。」
「なんで雫はいつも俺をドキドキ」
「させるんだろうな(笑)」




「可愛いくないよ!?」




「無自覚だな(笑)」