初恋物語~大切な君へ



「木梨、本当ありがとう!」
「大事に使うな!」
「やばい…めちゃくちゃ嬉しい!」



「喜んでくれてこっちも嬉しい!」




「それじゃ、次は俺からの」
「クリスマスプレゼント受け取って」
「くれる?」




「クリスマスプレゼントくれるの?!」



「当たり前だろ!」
「木梨、目を閉じて。」




「目を閉じるの!?」
「めちゃくちゃ気になるじゃん!」



「目を開けた時の楽しみにしてて(笑)」


「わかった(笑)」


私は言われるがまま目をそっと閉じる。
なんだろ…すごくワクワクドキドキするんだけど(笑)
そう思っていると私の右手首に何かひんやりした物が乗っかった。



「木梨、目開けてごらん。」



「ん…。」


「右手首見て。」




「!!うわっ!!」



近藤君に言われた通りに私は右手首に目を向けた。
すると右手首には星型をモチーフにした可愛いブレスレットが私の手首を華やかに
飾られていた。
しかも星型のチャームが8個くらい散らばめられて付いている。
もうこれは天才だよ。
本当嬉しすぎてテンションがおかしくなり
そう。



「可愛い!!めちゃくちゃ可愛い!」
「近藤君良いの!?」



「良いよ(笑)」
「めちゃくちゃ喜んでくれてる(笑)」



「そりゃーめちゃくちゃ嬉しいよ!」




「因みに、これbearWorldのアクセ(笑)」
「木梨に絶対似合うって俺、一目惚れ」
「したんだこのブレスレット見た」
「瞬間。」



「同じブランドでお互いのプレゼント」
「買ってたんだね(笑)」
「なんだか面白いね(笑)」



「俺もそれ思ってた(笑)」
「木梨からプレゼントもらって」
「bearWorldって知った時思わず」
「お互い考えている事同じだなぁって」
「ちょっと面白くなった。」



「これ、みんなに言ったら」
「めちゃくちゃ笑われるね(笑)」


「だな(笑)」



「近藤君、大事に愛用させてもらうね!」



「うん!そうしてくれると嬉しい。」
「木梨、そう言えば時間大丈夫か?」



「わっ!もう19時!」
「そろそろ帰らないと…。」


「送ってくよ。」


「えっ?いいよ!」
「また近藤君の帰り遅くなるよ。」


「前も言ったけど1駅の違いだから」
「平気だし気にするなって。」
「と言うか俺が無事に送らないと」
「心配で気が気じゃないからさ。」



「それならまたお願いしちゃおうかな」
「近藤君、意地でも送って行くって」
「言いそうだし(笑)」


「だいぶん俺の事わかってきたな(笑)」



「おかげさまで(笑)」



私と近藤君は食べた後のゴミをゴミ箱に捨て、駅まで向かって篠宮駅を出発し
私の家の最寄り駅に着いた。



「木梨、明日は颯と会うんだよな…。」



「うん。」



「会わないで…って言ったらどうする?」




「えっ?どう言う意味…?」




「今日、木梨とクリスマスイヴ一緒に」
「過ごしてすごく楽しくてさ…」
「明日も一緒に過ごしたいって」
「思ったんだ。」





「近藤君…。」
「そんな風に思ってくれて嬉しい。」
「私も今日ものすごく楽しかったよ。」
「近藤君のお願い聞いて」
「あげたいけれど…」



「その後の答え知ってる。」
「ダメ元で聞いただけだからあまり」
「深く気にするな(笑)」
「そう思うくらい楽しかったって事だ」
「からさ。」


「近藤君…。」



「まぁ、俺ばかり木梨を独占したら」
「颯に怒られるからな(笑)」
「明日、いっぱい楽しんで来いよ?」
「せっかく好きな奴と過ごせる」
「特別なイベントだからな。」




「独占って(笑)」
「わかったありがとう近藤君。」
「今度またたくさん遊ぼうね。」



「今度は図書館でも行くか?」



「私もそれ思ってた(笑)」



「じゃ決まりだな。」
「それじゃ、また連絡する。」



「今日は本当たくさんありがとう!」


「ああ!」
「じゃ、またな!」



「うん!バイバイ。」



俺は木梨が家に入ったのを見届けると
駅まで向かうまでの間に俺は颯との
約束を果たそうと思い電話をかける事に
した。
颯は4回のコールで出てくれた。
ちょっと緊張するけどもう言うって決めたからここで逃げる訳にはいかない。




「圭介?」



「颯…今電話いけるか?」



「大丈夫だけど…お前」
「今日雫と会ってたんじゃないの?」
「今日の朝雫に電話した時」
「聞いたけど…。」



「さっき家まで送ってった。」



「そっか…。」
「っでなにか話したい事あんだろ?」




「うん。」
「颯…前さ、颯が木梨の事好きなら」
「ちゃんと隠さず言えって言っただろ?」
「言わずに諦める方が俺は」
「許さないって。」



「あぁ…言った。」
「圭介は大事な友達だからさ。」
「同じ人好きになってライバルになって」
「精々堂々と勝負しようと思ってな。」



「そう思ってくれて嬉しいよ。」
「颯が勘づいてる通り俺、木梨が」
「好きだ。」


「うん…やっと言ってくれたな。」
「このまま言わないままだと」
「思ってた。」
「だけど、最初圭介は雫の事」
「中学の時諦めたって言ってたけど」
「雫とまた接点持つようになって」
「やっぱり理屈では諦めたと思って」
「いたけれど本心は好きの気持ちが」
「溢れ出したってとこかな?」




「本当…颯には敵わないな(笑)」
「颯の話した通りだよ。」
「諦めたと自分で言い聞かせていく」
「内に諦められたと思ってた。」
「だけど違ったんだ…木梨と話したら」
「一瞬で好きの気持ちが体内に」
「溢れてどうする事出来なくなった。」
「理屈で諦めただけで本心は本当」
「全然諦められていなかったんだ。」