[1番]


*Aメロ

午後4時半の鐘が鳴る


クモの子を散らすように


黒いカバンが揺れて去る


*Bメロ

オレンジ色に染まる雲を


見つけては手を伸ばし


前を行く君の背中に


追い付けないまま


*サビ

「またな」と君が振り返り


「明日ね」と答えるのならば


いつまでも君に


触れられないよ


君の陰さえも踏めずにいるのに


茜空は月を導く


君の言う明日に


私はいるのかな



[2番]


*Aメロ

午前8時半の鐘が鳴る


そよ風になびく髪までも


愛しいから見つめるの


*Bメロ

西に沈み行く夕日に


手を伸ばしてもすり抜けて


君を照らすその光に


目を細めるだけ


*サビ

「じゃあな」と君が振り返り


「待って」と言えないとしたら


いつまでも君を


掴めないのに


君の影さえも見えないほど遠く


離れた場所にいるとしても


君のいる明日を


想像してしまうの


*Cメロ

白い月が消えては現れ


かくれんぼ


まるで私の心みたい


お願い


空に映し出さないで


全てを焼き尽くすように


赤く燃える太陽が


私を焦がしてく


*サビ

「明日な」と君が振り返り


「明日ね」と答えるのならば


いつまでも君に


触れられないよ


「じゃあな」と君が振り返り


「待って」と言えたとしたら


君は私を見つめて


笑ってくれるかな


君の影を踏みたいから駆ける


茜空は月を導く


君のいる明日に


私はいたいんだ



君の影を踏んだ