高校卒業からいっくんと付き合い初めて、今の今まで待ってくれた。
私の大好きなひと。
食べられるかと思ってしまう程のキスに心臓が飛び出るかと思ったけど、それ以上の幸福感に気が遠くなり意識が飛びそうになるーーーー。
その度にいっくんに意識を戻されるーーーー。


「…んっ…ふぁ……あっ…いっ!!」
「花乃。痛い…よな?
 我慢出来なかったら俺の背中引っ掻いて良いから。」
そう言って私の両手を背中に回させた。

「…うん。
 いっくん…だい…す…き…
 ふぁ~っんっっ」
「花乃。おれも。
 花乃…」

何か何まで初めての事で無我夢中で抱き合った。

初めての痛みもあなたとだったら乗り越えられる。


好きの表現方法って色々あるんだね。


言葉だけじゃ伝わらない事を知ったよ。


「だいっ…じょうぶ…だから
 いっくん…きて…。」