「おはよう海音ちゃんっ!」
「わっ」
部活に着くなりぎゅうっと抱きしめてきたのは、、山本雛子。私と同じく野球部のマネージャーで、部活内のマドンナだ。
「おはよ、雛子」
いつもの様に挨拶をして、ドリンク作りに取り掛かる。
「ねぇ、今日もまた玲くんと学校来たでしょお?やっぱり海音ちゃんのこと好きなんじゃない?」
にまにましながら雛子が言った。高校に入ってから、みんなにそうやって茶化されるのだ。別に、玲とはなんともないのに。
「私がいつも寝坊するから、拾ってもらってるだけだよ」
「ふーん、なぁんか、海音ちゃんって可愛いのに、鈍臭いよねぇ、。」
「あはは…」
雛子は納得いかないような表情をしながらもこれ以上は何も言ってこなかった。

