「それ、私が作ったの。陛下が晩餐会で映えるだろうから出してほしいって仰って」
「そうなんだ! こんな宝石みたいなの作れるなんてさすがアーシェだね」
ノアが褒めて、カクテルグラスをシャンデリアの光に向けて持ち上げた時だ。
「へぇ~! これ、アーシェが作ったのね」
鼻にかかった甘えるような声が背後から聞こえて振り向くと、ベビーピンクのドレスで着飾ったミアが天使の微笑みを浮かべて立っていた。
(ああっ、しまった! 見つかっちゃった!)
そんな心の叫びを顔に出さないように、冷静に微笑んでみせるアーシェリアス。
「ミア、こんばんは。あなたも来ていたのね」
知っていたけれど、つい知らなかったていで挨拶してみる。
「ええ、アルバート様と一緒にご招待を受けたの。エヴァンさんからアーシェが城に滞在してるって聞いてたけど、もしかしてお金に困って厨房で働いているの?」
琥珀糖を作った話から予想したのだろう。
しかし相変わらず上から目線で嫌味っぽく、アーシェリアスは苦笑するしかない。
(でも、お城に来てからいつも厨房にいるから働いてるのは間違ってはいないかも)
何だか面倒なので、いっそそうよと答えてしまおうかと思っていたら、ミアが琥珀糖のカクテルグラスを手に取った。
「私にもアーシェの作ったお菓子、食べさせてね」
笑顔でそれだけ言って、ミアは去っていった。
「そうなんだ! こんな宝石みたいなの作れるなんてさすがアーシェだね」
ノアが褒めて、カクテルグラスをシャンデリアの光に向けて持ち上げた時だ。
「へぇ~! これ、アーシェが作ったのね」
鼻にかかった甘えるような声が背後から聞こえて振り向くと、ベビーピンクのドレスで着飾ったミアが天使の微笑みを浮かべて立っていた。
(ああっ、しまった! 見つかっちゃった!)
そんな心の叫びを顔に出さないように、冷静に微笑んでみせるアーシェリアス。
「ミア、こんばんは。あなたも来ていたのね」
知っていたけれど、つい知らなかったていで挨拶してみる。
「ええ、アルバート様と一緒にご招待を受けたの。エヴァンさんからアーシェが城に滞在してるって聞いてたけど、もしかしてお金に困って厨房で働いているの?」
琥珀糖を作った話から予想したのだろう。
しかし相変わらず上から目線で嫌味っぽく、アーシェリアスは苦笑するしかない。
(でも、お城に来てからいつも厨房にいるから働いてるのは間違ってはいないかも)
何だか面倒なので、いっそそうよと答えてしまおうかと思っていたら、ミアが琥珀糖のカクテルグラスを手に取った。
「私にもアーシェの作ったお菓子、食べさせてね」
笑顔でそれだけ言って、ミアは去っていった。



