破滅エンドまっしぐらの悪役令嬢に転生したので、おいしいご飯を作って暮らします ②【11/25コミカライズ完結記念番外編追加】

「他では食べられないパスタ、私に作らせてもらえませんか?」

「アーシェリアスさんに?」

「ですが、この料理は」

 様子を見守っていた青年が横から話に入るも、バレットが左手で制止する。

「エスト、ストップだ。ここは任せてみよう」

「でも」と、不安そうに瞳を揺らしたエストに、バレットは頷いてみせた。

「大丈夫。ノアが信頼している人だ。きっと悪いことにはならない」

 そんな予感がするんだと微笑んだバレットがアーシェリアスと向き合う。

「お願いできますか」

「はい! ご期待に添えるように頑張ります!」

 かくして、アーシェリアスはエプロンを借りて支度をすると、パスタ作りに取り掛かった。