アーシェリアスが瞬きしてふたりの様子を伺っていると、ノアが明るく微笑んだ。
「ほら、さっき話した親戚のおじさんだよ」
「わあ! すごい! さっそく会えたのね」
「ねっ。ていうかおじさん、怪我はしてない?」
「どうかな。よいしょ……」
少し重そうな身体を立ち上がらせようと地面に手つけたバレットの顔が苦痛に歪む。
「いててて……!」
悲鳴に近い声を上げ、ふっくらとした左手で押さえたのは右肩だ。
「やっぱり怪我してるみたいだね。おじさん、この近くに診療所ってある?」
「あ、ああ……メインストリートを、少し歩いたところにあるよ」
動かすと痛みがひどいのか、言葉を詰まらせながらも説明するバレット。
「場所教えてもらえますか? 付き添いますから」
「いいのかい?」
「もちろんです」
怪我人を放ってなどおけるはずもない。
アーシェリアスが頷くと、ノアはバレットに肩を貸した。
「ありがとうノア。久しぶりの再会がこんなんですまないな」
「そんなの気にしない。困った時は助け合うものでしょ」
ノアは、夕霧の崖で助けられた時のことを思い出しながらバレットに笑みを見せた。
診療所に向かう中、力強く支えられるバレットは感慨深くノアを見つめる。
「何だか逞しくなっ……おっと。可愛い、の方が嬉しいんだったか」
「ううん、いいんだ。ボク、かっこよくて可愛いのもいいかなーって思い始めてるから」
「そうかそうか。成長してるんだなぁ」
「ふふ、でしょ? あの人のおかげなんだ」
そう言ったノアの視線の先には、診療所を探して数歩先を歩くアーシェリアスの姿があり、バレットはまた「そうかそうか」と嬉しそうに頷いた。
「ほら、さっき話した親戚のおじさんだよ」
「わあ! すごい! さっそく会えたのね」
「ねっ。ていうかおじさん、怪我はしてない?」
「どうかな。よいしょ……」
少し重そうな身体を立ち上がらせようと地面に手つけたバレットの顔が苦痛に歪む。
「いててて……!」
悲鳴に近い声を上げ、ふっくらとした左手で押さえたのは右肩だ。
「やっぱり怪我してるみたいだね。おじさん、この近くに診療所ってある?」
「あ、ああ……メインストリートを、少し歩いたところにあるよ」
動かすと痛みがひどいのか、言葉を詰まらせながらも説明するバレット。
「場所教えてもらえますか? 付き添いますから」
「いいのかい?」
「もちろんです」
怪我人を放ってなどおけるはずもない。
アーシェリアスが頷くと、ノアはバレットに肩を貸した。
「ありがとうノア。久しぶりの再会がこんなんですまないな」
「そんなの気にしない。困った時は助け合うものでしょ」
ノアは、夕霧の崖で助けられた時のことを思い出しながらバレットに笑みを見せた。
診療所に向かう中、力強く支えられるバレットは感慨深くノアを見つめる。
「何だか逞しくなっ……おっと。可愛い、の方が嬉しいんだったか」
「ううん、いいんだ。ボク、かっこよくて可愛いのもいいかなーって思い始めてるから」
「そうかそうか。成長してるんだなぁ」
「ふふ、でしょ? あの人のおかげなんだ」
そう言ったノアの視線の先には、診療所を探して数歩先を歩くアーシェリアスの姿があり、バレットはまた「そうかそうか」と嬉しそうに頷いた。



