「アーサー様は王位を継がないの?」
「女王陛下のお考えは俺にはわからないからな。はっきりしているのは、俺を厄介払いしたいという意図だけだ」
「もしかして、ザックが旅に出てるのって……」
「見聞を広げて来いと言われた」
体よく城を追い出されたのだとわかり、アーシェリアスは絶句する。
「い、いいの?」
「かまわない。元々陛下から離れて自由になりたかったからな」
そんな風に考えるほど、窮屈な生活を強いられていたのか。
ザックが幼い頃からどんな思いで過ごしていたのかとアーシェリアスは想像し、胸を痛める。
「城が嫌いだった。王子であることが嫌だった。逃げ出したくてたまらなかった時、アーシェに出会ったんだ」
懐古するような微笑みと、落ち着いた声色。
アーシェリアスの脳裏に、ザックと出会った日の光景が蘇る。
「人は自由であるべきだというあの言葉が、俺の背中を押してくれた。だから、陛下の提案を快諾した」
例えそれが、陛下の都合でいつか終わる自由だとしても。
「女王陛下のお考えは俺にはわからないからな。はっきりしているのは、俺を厄介払いしたいという意図だけだ」
「もしかして、ザックが旅に出てるのって……」
「見聞を広げて来いと言われた」
体よく城を追い出されたのだとわかり、アーシェリアスは絶句する。
「い、いいの?」
「かまわない。元々陛下から離れて自由になりたかったからな」
そんな風に考えるほど、窮屈な生活を強いられていたのか。
ザックが幼い頃からどんな思いで過ごしていたのかとアーシェリアスは想像し、胸を痛める。
「城が嫌いだった。王子であることが嫌だった。逃げ出したくてたまらなかった時、アーシェに出会ったんだ」
懐古するような微笑みと、落ち着いた声色。
アーシェリアスの脳裏に、ザックと出会った日の光景が蘇る。
「人は自由であるべきだというあの言葉が、俺の背中を押してくれた。だから、陛下の提案を快諾した」
例えそれが、陛下の都合でいつか終わる自由だとしても。



