──翌日、朝。
前日の疲れがなんとなく残っているような気がしながらも、アーシェリアスはジェイミーの呼び出しに応じ、ザックと共に宿の食堂に座っていた。
ノアは、各地に残る灰鷹のアジトについてシーゾーが魔物たちから情報を得ているのではということで、シーゾーを連れて自警団で聴取を受けている。
エヴァンはその付き添いだ。
ジェイミーはフレッシュなグレープフルーツジュースを飲んで喉を潤すと、ザックに報告を始める。
「あの鍾乳洞にいた灰鷹の者たちはほぼ全員捕らえました。頭領のグラバーを掴まえることができて、自警団の団長も大喜びでした」
自警団の団長は、昨日の捕り物にも参加しており、ザックに深く頭を下げていた恰幅のいい人物だ。
捕らえることができたのはお供の方々のおかげ。
さすがはアイザック様だと言って。
その時ザックが『いや、仲間だ』と即座に否定してくれたのを思い出し、アーシェリアスは密かに微笑みながら温かな紅茶を啜った。
「そうか。それで、肝心の依頼者について目星は?」
「今のところわからずです」
「御者役の男は捕えてないのか?」
頭領との会話でわかる通り、依頼者と直接やり取りしたのは御者に扮していたスタッピーという団員だ。
その者に口を割らせれば名前はわからずともどのような相手だったかはわかるはず。
しかし、ジェイミーは申し訳なさそうに首を横に振った。
前日の疲れがなんとなく残っているような気がしながらも、アーシェリアスはジェイミーの呼び出しに応じ、ザックと共に宿の食堂に座っていた。
ノアは、各地に残る灰鷹のアジトについてシーゾーが魔物たちから情報を得ているのではということで、シーゾーを連れて自警団で聴取を受けている。
エヴァンはその付き添いだ。
ジェイミーはフレッシュなグレープフルーツジュースを飲んで喉を潤すと、ザックに報告を始める。
「あの鍾乳洞にいた灰鷹の者たちはほぼ全員捕らえました。頭領のグラバーを掴まえることができて、自警団の団長も大喜びでした」
自警団の団長は、昨日の捕り物にも参加しており、ザックに深く頭を下げていた恰幅のいい人物だ。
捕らえることができたのはお供の方々のおかげ。
さすがはアイザック様だと言って。
その時ザックが『いや、仲間だ』と即座に否定してくれたのを思い出し、アーシェリアスは密かに微笑みながら温かな紅茶を啜った。
「そうか。それで、肝心の依頼者について目星は?」
「今のところわからずです」
「御者役の男は捕えてないのか?」
頭領との会話でわかる通り、依頼者と直接やり取りしたのは御者に扮していたスタッピーという団員だ。
その者に口を割らせれば名前はわからずともどのような相手だったかはわかるはず。
しかし、ジェイミーは申し訳なさそうに首を横に振った。



