相手の命を奪いはしないふたりの絶妙な戦い方を間近で見て、アーシェリアスはその技量にただただ感心していた……のだが。
「アーシェ! 危ないっ!」
ノアの悲鳴じみた声にアーシェリアスは何事かと目を剥く。
ザックが振り返ると、別方向から来ていた盗賊がアーシェリアスに向かって弓を引くのが見えた。
「アーシェ!」
「よそ見とは余裕だなぁ!」
「クソッ!」
新たに現れた盗賊と剣を打ち合うザックが歯を食いしばる。
そうして、感情の昂るままに「エヴァン! ジェイミー!」と騎士たちの名を呼んだ。
切羽詰まった声にクラーク兄弟が反応する。。
「モフー!」
怯えるシーゾーをきつく抱き締めるアーシェリアス。
そんなアーシェリアスの背に、ノアが必死の形相で覆いかぶさった。
ついに矢が盗賊の手から放たれた、その刹那。
鋭い目つきのエヴァンがふたりの前に駆け付け、襲い来る矢を剣で払って落とした。
直後、走り出していたジェイミーが「うおおおぉぉっ!」と腹の底から声を出し、次の矢を番えようとした盗賊に斬りかかる。
「ひいいいっ!」
逃げ惑う盗賊が大きく振るったジェイミーの剣に倒れて地面に伏すと、ようやく辺りは静かになった。
対峙していた盗賊を倒したザックが、慌ててアーシェリアスとノアの元に駆け付ける。
「怪我は⁉」
「だ、大丈夫。ノア、ありがとう」
心臓がバクバクするのを感じながら伝えると、ノアはへにゃりと尻餅をついた。
「アーシェに怪我がなくて良かった~。心臓が口から飛び出るかと思ったよ」
ふたりの無事な様子に、ザックは安堵し息を吐いた。
「アーシェ! 危ないっ!」
ノアの悲鳴じみた声にアーシェリアスは何事かと目を剥く。
ザックが振り返ると、別方向から来ていた盗賊がアーシェリアスに向かって弓を引くのが見えた。
「アーシェ!」
「よそ見とは余裕だなぁ!」
「クソッ!」
新たに現れた盗賊と剣を打ち合うザックが歯を食いしばる。
そうして、感情の昂るままに「エヴァン! ジェイミー!」と騎士たちの名を呼んだ。
切羽詰まった声にクラーク兄弟が反応する。。
「モフー!」
怯えるシーゾーをきつく抱き締めるアーシェリアス。
そんなアーシェリアスの背に、ノアが必死の形相で覆いかぶさった。
ついに矢が盗賊の手から放たれた、その刹那。
鋭い目つきのエヴァンがふたりの前に駆け付け、襲い来る矢を剣で払って落とした。
直後、走り出していたジェイミーが「うおおおぉぉっ!」と腹の底から声を出し、次の矢を番えようとした盗賊に斬りかかる。
「ひいいいっ!」
逃げ惑う盗賊が大きく振るったジェイミーの剣に倒れて地面に伏すと、ようやく辺りは静かになった。
対峙していた盗賊を倒したザックが、慌ててアーシェリアスとノアの元に駆け付ける。
「怪我は⁉」
「だ、大丈夫。ノア、ありがとう」
心臓がバクバクするのを感じながら伝えると、ノアはへにゃりと尻餅をついた。
「アーシェに怪我がなくて良かった~。心臓が口から飛び出るかと思ったよ」
ふたりの無事な様子に、ザックは安堵し息を吐いた。



