キミから「好き」と、聞けますように。


1月1日。


ニュースを見ていると、速報が流れてきた。


幼い頃から芸能活動をしている、俳優さんと女優さんが結婚した、というニュースだったのだ。


その女優さんも俳優さんも、知名度は高く子役時代から人気だったんだって。


なんと、俳優さんの方ではあの恋色の焚き火に出演していた人だったのだ。



「あら、新年早々おめでたいわねぇ」



お母さんがテレビを見ながら、そう言う。


ニュースキャスターの人たちも、『お似合いですねえ』と微笑みあっている。


結婚、か。


わたしは、寛太と結婚したいなぁ。


結婚や恋愛の話となると、わたしと寛太をつい重ねてふわふわと妄想を膨らませてしまう。

自分が結婚するなんて、そんなことはまだまだ先の話なのに。

こんな自分、ほんとどうにかならないかな。



「紗雪、どうしちゃったの」



お母さんから、そう何度も苦笑いされた。