食器を洗い終えて、椿はまだかとリビングでソファーに座りながらコーヒーを飲む。



「今日も美味しかったな。
　

　それにしても、やけに遅いな。
　まさか、風呂で寝てないよな？」




椿の事だ。
あり得ない話でない。
もし、起きてたら悪いなと思い、気付かれない様にそーっとバスルームへ向かう。




「声がしないのと、物音もしない？」

っと嫌な予感がしてガチャっと乱暴にドアを開ける。
信じられない状況にゾッとする。
何やってるんだよ！！


「おい！！椿、寝るな！！」


案の定、寝ていた。　　　
今回は許すが次に同じ事をしていたら、しばらく一人でのバスタイムは禁止としよう。





「椿、悪いが風呂から出すぞ。」