直球な君はに僕も直球で挑もう。

「君は知らないと思うが、僕は椿が赤ちゃんの時から知っている。
 物心つく頃には椿の事を一人の女性として好きになったのを自覚したよ。
 確かに椿にとっても突然の結婚だったかもしれない。
 久しぶりに会ったと思ったらプロポーズされて、両家の親たちはノリノリで周りを固められて断れなくなってしまったからね。
 僕たちの両親は古い友人なんだ。
……。
 それでも今は二人の気持ちは同じだ。
 まあ、僕の方が遥かに椿の事が好きだが。」


「そうだったんですね。
 宮下さんの気持ちが椿にないなら可哀想と思っていたのですが、ちゃんと好きだったんですね。
 椿はぽやーっとして時々、突拍子もない事をすると思いますが全部受け止めてあげてください。
 椿からすると悪気はないと思うので。
 実は今日は俺の彼女の誕生日プレゼントを見つろって貰いたくて誘ったんです。
 もう一人の幼馴染みですよ!
 宮下さんを試すような事をしてすみませんでした。
 結婚式は是非、呼んでください。
 俺も二人を呼べるようにがんばります。」