七夕の伝説

困惑する私を他所に、受付の男性がライトで足元を照らしてくれた。

おかげで暗くても階段に躓くことなく、席に着くことが出来たけど、芦屋さんに会うべきか悩む。

お礼を伝えるべきだと思って手土産は持参した。

でも、受付の方に渡してもらえるようお願いすることだってできる。

こんな広い会場の舞台に立てる、しかも影響力のある人に会うだけの勇気は正直ない。

ただ、移植手術に詳しい医師や、脳死判定の経験豊富な医師、そして芦屋さんの話を聞いて、姿を見ているうちに、直接お礼を言いたいと思った。