星矢一縷

「私、記憶が無くなっちゃう病気なの」

夢だと思った
でも、君が言うなら

信じるしかなくて

「そっか」

あまり深く聞いてしまうのも
良くないかな、と思い
そんな、そっけない言葉になる

もう今は、僕のことなんか


覚えちゃいない。