ベッドの上、俺の下で俺の指の動きで善がる彼女を見ていると、たまらない気持ちになる。

優しくしたいのに、めちゃくちゃにしたい。俺以外考えられなくなるくらい、抱いて、潰してしまいたい。

このまま潰してしまえば、彼女は自分の家に帰らずずっとここに居てくれるのだろうか。


「っあ、んん、あ、あすま、くん、そこぉっ…」

「うんうん分かってるよ。栞しおりさんはこの入口の右側を弄られるのが好きだよねえ」

「はあっ、じゃあ、んっ、早くそこ、触ってよっ…」


じゃないと私、おかしくなる。

蕩けた瞳で、涎が口の端から伝い、俺に訴えかけてくる彼女を見下ろしながら、俺はにっこりと微笑んだ。


栞さん、言ったでしょ。

俺と会う時くらい、左手の指輪、外してきてって。

今日は外してこなかったから、これはお仕置きだよ。

簡単に善くしてやんない。俺を求めて、おかしくなって、獣みたいに、ぐちゃぐちゃになって。そしたら栞さんのイイところ、もう嫌だって泣いて首振るまで弄ってあげる。