中学生の頃、ほんの些細なことで一部の女子が口を聞いてくれなくなった。
私が最後までお弁当を食べるのに時間がかかったせいで、昼休みの時間が少し減ってしまったからかもしれない。
私がみんなの話す"恋バナ"について行けず、とんちんかんな返事しかできなかったからかもしれない。
クラスの中心の人に無視をされると、次第にそれは伝染していく。
今まで仲良くしていた子も私と話すことを躊躇うようになり、疎遠になった。
怖くて、怖くて、堪らなかった。助けてって泣いて叫びたかった。謝るから、何でもするから、許してって思ってた。
私が学校行事で大嫌いな行事は、体育祭と球技大会だ。
その頃ちょうど球技大会の開催が近く、私たちの学年はドッジボールをトーナメント戦で行うことになった。
ボールは怖いし苦手だし速くて見れないしキャッチできないし避けれないし投げれない。
挙げ句に私と同じチームになった子からは試合をする前から「あの子いたらどうせ負けるし気楽にやろう」と言われる。
当日は学校を休もうかと思った。当日だけじゃなくて、もうずっと、学校に行かないでおこうかと思った。