「ええー、桜司私たちと食べてくれないの?」
「あの子っていっつも桜司に付き纏ってる子だよね。桜司の何なわけ?」
「ずるーい」
一斉に不満げな顔を俺に向けるので、苦笑する。
「桜司の幼なじみだよ。小学校から一緒なんだって。俺もあっち行くし、また食べようね〜」
「ええ、遊馬も行っちゃうの〜?」
"桜司の代わり"で話し相手に付き合わせるなんて、真っ平御免だね。
彼女たちから逃げるように桜司たちの席へ向かうと、この一瞬目を離した隙にどう状況がこじれたのか、頭を抱える散状となっていた。
「だから、仕方ないから、特別に、まじで面倒だけど、お前みたいな女願い下げだけど、絶対彼女にしたくないけど、可哀想だから俺が付き合ってやるって言ってんだよ」
なんでそんな訳分からんことになってんのおおおお。
「……オウくん、言ってる意味が分からない」
さすがの桜司バカも困惑しているみたいだ。良かった。透子ちゃんの感性がまだ俺よりで良かった。
素直にあいつとは付き合うな、誰とも付き合うな、俺もお前が好きだから俺と付き合えって、なんで言えないかな!
遊馬悲しくなっちゃう。

