「へえ、だよなぁ?急にお前の好み変わったんかと思ったわ」
「いやこう見えて清楚系ビッチに一票」
「ぶはっ、それはウケる」
頭の上からつま先まで、三人に舐めるように見られて、顔が引き攣る。と、男たちは「怯えてるよ!」と下品に笑った。
「この子はそういうんじゃないから。悪いけど通してくんない?」
遊馬くんは前に進もうとしているみたいだけど、男たちはそんな言葉聞いてなくて、私の姿を捉えたまま離さない。
悪い人ではないのかもしれないけど、私は昔からこういう類の人が苦手で、クラスでも騒がしい人たちには極力近付かないようにしていた。
何より、舐めるように私を見るその目と、にやにや笑う口元が、怖くて、気持ち悪い。
咄嗟に一歩後ろに下がると、その中の一人が私の腕を掴んだ。
「ゃっ……!」
「ぶは、なんか色々ちっせー子。小動物みたいに震えてる。なぁ遊馬、俺らも混ぜてよ。どうせ今からお前ん家なんだろ?」
腕を振り払いたいのに、全部ビクともしない。男の人の力がこんなに強いんだって、ちょっと本気で掴まれたら私の力なんて到底敵わないんだって、知らなかった。
目に涙が溜まる。それを見て男たちは喜ぶ。気持ち悪い。助けて、オウくん。
「死ねよ」

