青春の花は素顔に咲く


(なんていいやつなの、白銀は)

 偏見の目で見ていた自分が恥ずかしくて悔しかった。
 なんて視野の狭いあたしだったのだろうか。
 なんて、最低なあたしだったのだろうか。

「ありがとう、白銀……」

 震える声であたしはそう呟いて、白銀の手を握って走った。
 白銀の手は、大きくて暖かった。