(なんていいやつなの、白銀は) 偏見の目で見ていた自分が恥ずかしくて悔しかった。 なんて視野の狭いあたしだったのだろうか。 なんて、最低なあたしだったのだろうか。 「ありがとう、白銀……」 震える声であたしはそう呟いて、白銀の手を握って走った。 白銀の手は、大きくて暖かった。