あたしは早口でそう白銀に謝った。
それに対して白銀はきょとんとした様子で首をかしげる。
「? 何かお前謝るようなことしたか?」
「だって、学校であたし酷い態度」
「普通の態度しかとってないだろ。お前」
「白銀……」
「とりあえず、あいつらに会う前に帰るぞ。送ってく」
その時、白銀のスマホがなった。
白銀は慌ててそれに返事を打ち返す。
「何、今の」
「あと少しで撮影の休憩が終わる。急ぐぞ」
「えっ、抜け出してきたの!?」
「近くだったから別に。偶然に目に入って、休憩だったから」
「……本当、ごめん」
「行くぞ!」
「あ、うん」
バクンバクンと心臓が高鳴る。
顔が熱いのは、走ってるからだけじゃないと思った。
頬に流れてるのも、きっと汗だけなんかじゃない。
白銀はひたすらにこちらを何度も振り返り走る。撮影中にこの格好になる
の、大変だっただろうに。忙しいんだから休みたいに決まってるのに。わざわざない時間を割いてまであたしを……。

