青春の花は素顔に咲く


「もしかして、あいつが帰ってくるのかな」
「今日その日だっけ? 芽依」
「うん、そうだよ。予定日」


 今日はカケルが留学を終えて遠い外国から帰ってくる予定日だ。
 ずっと会いたかった。叫びたいほど寂しかった。だけど、信じれるから大丈夫だったよ。

「迎えに行かないの? 芽以。親友じゃん?」

 美也子が不思議そうに言った。

(親友、ね。建前はそうなんだよね、あたし達は)