「いいの。どこにいてもあたしとあいつはつながってるから」
「……そっか」
「帰ってくるまで、勉強道具を作っておかないとね、あいつの分」
「がんばってね。芽以」
「うん」
「でもさ、さすがだよね……芽以。生徒会、入るんでしょ?」
「……あたし、もっと上を目指したいから」
あれだけ嫌がってたけど……もっと人間性を高めたいからあたしは生徒会にはいることにした。生徒会長もいるし、ちょうどいいかなって。
「あたし、変わるよ。もっともっと上に行く。そして笑顔で堂々と、あいつと卒業していくんだ」
「頑張って、芽以! 私も味方だよ」
「ありがとう美也子。もう、迷わない。自分のためになることはがっついてやってく。それがあいつのためでもあるし」
「? ……よくわかんないけど、芽以の表情を見ればそれがイイ事だってわかるよ」
美也子はそう言ってあたしを撫でた。
あたしは思わず笑う。
まだ、美也子にもあたしとカケルの関係を詳しくは言えない。どんなに大切な友達でも、言えないからもどかしい。生徒会長にさえ、恋愛関係だという事実は誤魔化してあるし。だけど。いつかは堂々と宣言出来うるように頑張り続けてみせるよ。

