青春の花は素顔に咲く


「ここで、オレ達は出会ったんだよな」
「そだね。可愛い女の子とばかり思ってたけど、思い出してあげれられなくてごめんね」
「いや、すぐわかられてもそれはそれで気まずい。女に見えるってことだからな」
「今のカケルは王子様みたいだよ。お姫様ってより」
「それはそれで恥ずかしいんだけどな……王子って性格じゃねぇしオレ、きっと」
「どうかな」

(なんだかんだで女の子に優しいのは酢だと思うんだよねぇ、カケルの場合)

 根っからの優しい正確な気がしてならないんだよね。うん。

「自分でもわかんねぇけどな、まだまだ」
「これから一緒に知っていくんでしょ?」
「そうだな。だから、それを楽しみにはしてる」
「あたしもだよ、すごく楽しみにしてる」

 まるで玉手箱のようなドキドキ。

 どんなカケルが出てくるのかな?
 わくわくするね。生きるのが楽しくなるよ。カケルがいるだけで、あた
しの人生が華やいでいくよ。不思議だよね。王子様じゃなくて、魔法使いなのかな? カケルって。

 あたしだけの、とってもカッコいい魔法使い。