青春の花は素顔に咲く


「しかしまあ、勉強大分いい感じじゃん。カケル」
「オレはやればできるんだ」
「そうだね」
「いや、冗談だけど」

 驚いた様子でカケルが言った。
 あたしはにっこり微笑む。

「本当の事だもん」
「否定してくれないと照れるんだが」

 困ったように目を伏せるカケルは顔が赤くて可愛い。

「照れればいいじゃん。カケルは素敵なんだから、自覚しないと」
「それはお前もだろ、芽以」
「!」 

「オレはお前が大好きで尊敬してる」


「……っ。あたしもだよ」

 大好きだよ。カケル。
 あたし、カケルが大好きだよ。

 芸能人をやめれば、付き合えるのかなって思ってた。
 だから正直少し期待した。

 けれどそれで分かったことがある。

(あたしは)