青春の花は素顔に咲く


「……はあ」
「カケル? まあ、いいじゃん『アレ』があるんだから」
「そうだな。『アレ』があるな」
「うんうん、だから気にすることないよ」
「……だな」

 そしてあたし達はお墓に水をやると。
 改めて手を合わせてから、帰っていった。

 その日はすごく太陽がまぶしかったけれど、それがまた気持ちよかった。

 光がまるで、あたし達の未来を照らしてるようにさえ感じた。