青春の花は素顔に咲く



 あたし達はカケルの両親のお墓の前にいた。
 二人でお花を買って着て、拝んで。
 沈黙を二人で迎えて手を合わせた。

「はあ……」
「付き合ってくれてありがとう、芽以」
「いいんだよ。あたしの意志だし」
「ここに、二人はいるんだろうか」
「分かんない、でも、見てはくれてるんじゃないかな」

 そうあたしがつぶやいたとき。カケルは改まって真剣な顔をした。

「カケル?」

 あたしがカケルを見つめた瞬間だった。