青春の花は素顔に咲く


「ここは学校! 皆落ち着こう!? 二人とも学生をしに来てるの。ここにはアイドルとしては通ってないの! わかる!?」
「黒野さん……」
「ゴスロリちゃん……」
「はあ……っ、だから、普通にカケルを級友として対等に扱いなよ。クラスメイトでしょ!?」

 あたしは叫ぶように言った。
 だって、さあ。

「そうだよ。芽以の言う通り。皆特別扱いはだめだよ」
「美也子……」

 さらりと助け船になる美也子。さすが美也子。
 あたしがぜえぜえ言ってると、カケルがあたしの隣で頭を下げた。

「突然正体を明かしてすまなかった。だけど、芽以の言う通り、オレは学生として過ごしに来てる。これからも前と同じ白銀カケルとして扱ってほしい」
「ボクは慌てて素顔できただけなんだけどね……ショウとしてじゃなく生徒会長として扱ってくれると助かるね」
「二人とも……」

 カケルと一緒に頭を下げる生徒会長。

 あたしはきょとんとして交互に二人を見て頭を下げた。