「何でニコニコしてるんだよ、芽以」 「あたしも同じ気持ちだから」 「え?」 「カケルの笑顔を見ていると笑顔になれるよって」 「……な」 「そういう意味だよ?」 ねえ。カケル。あたしは、カケルが好きだよ。大好きだよ。ずっと好きだよ。 だからそばでいつまでも、笑っててほしいよ。 ……ダメかな? あたし達はその日ずっと笑いあって。 日が暮れて、暗くなるまで笑い続けていた。