「オレがどうしたら両親は死ななかったんだよ!」
「白銀」
「頑張ってきた! いいやつで居れば、きっと報われるって! すがるように善人で居ようとした……やりたいことも我慢して、両親の夢をかなえることを第一に生きてきたよ。けどな! 報われないじゃねぇかよ。こんなに頑張っても結局両親はオレを置いて死んだしな!? ふざけんなよ。何のためにオレは……オレは」
「……しろ、ぎん」
「なあ……オレ、何のために生きてきたんだよ……なあ? なあ? なあ!? 教えてくれよ! 黒野のその賢い頭で、オレに答えをくれよ!?」
悲痛な叫びだった。でも、顔は笑顔のままで。
張り付いたいい子の仮面をはがせないまま、白銀は泣きじゃくった。
見ているこっちが苦しくなる姿だった。
生徒会長は目を背けている。
あたしは、そうすることもできずに、白銀を見つめていた。

