青春の花は素顔に咲く



 いやな予感は、当たってしまう運命らしい。

「白銀帰ってこないですね、生徒会長」
「そうだね。大丈夫かな」

 手を動かしながらあたし達は顔を上げて言った。
 もう、完全に外も暗くなり始めている。

「もしかしてご両親の事なんじゃ……」
「だとしたら、ボクたちはどうなるんだろうね、これから」

(もう堂々とそばに居られなくなるのかな? そうだったら、お互いにつらい)

 でも、ご両親は二人いるし。
 さすがにまだこの関係は続くだろう。

 いや、そんな性格悪いことを考えるな、あたし。 
 一番は取り越し苦労に終わることだよ。何考えてるのあたし。

 まったく、自己中すぎる。わかってるのに。白銀が好きすぎてそんなことを
考えてしまった自分が嫌になる。