青春の花は素顔に咲く


「はあ、白銀尊い」
「おまえは何を口走ってんだ芽以」
「はっ、つい本音が」
「本音なのかよ」
「ご、ごめん」
「ほーら。芽以ちゃん、白銀君の名前を呼び返してあげなよ。せっかくだから」
「「えっ」」
「対等な友達なんでしょ? ね?」
「それは、そうだけどっ」
「心の準備がっ! オレ、できてない」
「何で心の準備がいるのかな? 白銀君」
「わっかんねぇええ」
「ちょっと切れないでよ白銀!?」

 何でそこで叫ぶの。わけわからないんだけど。
 頭を抱えてしゃがみ込む白銀をあたしは座ってのぞき込む。

「大丈夫、カケル」
「!?」
「あ、白銀君噴火した」

 プシュウって確かに聞こえたよね。
 顔、真っ赤なんだけど。白銀。