青春の花は素顔に咲く




 白銀は今度はうなされずに夢を見ているようで。
 でも、すごい寝汗をかいている。サングラスを付けたまま寝てるのは面白いけど。まあ、警戒してるんだろうけど。

「すごい汗……背中までベッタリ。早めに起こして着替えてもらった方がいいかも、これ」

 このままじゃ冷えて風邪をひく。

「白銀……起きて」
「……ん。黒野」
「汗だくだけど、着替えたら?」
「着替え、無いし」
「とりあえず汗拭くだけでもしないよ。酷いありさまだよ、服が透けてるもん……」

(正直、目のやり場に困るぐらい……)

 筋肉の線までくっきり透けてるんだけど。やばいって。
 あたしは思わず顔を熱くする。と、白銀もそれを理解したらしく顔を赤くした。