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今日も白銀は早退していった。
本当、遅刻早退が多すぎる。まあ、映画に出るらしいから忙しいんだろうけど。
でも、それなら芸能科のある学校に行けばいいだけの事じゃないのだろうか。
わざわざ田舎の私立を選ぶ理由がわからない。何か入りたい部活でもあるわけでもなさそうだし。謎。まあ、東京にすごく遠い場所ではないけどさ。ここ。
「あ」
参考書を買いに寄り道した本屋に、KAKERUの表紙の雑誌を見かける。
「芸能雑誌……ねぇ」
それとなく手に取ってみるあたし。
中には、KAKERUが王子様のような格好で笑っていた。
インタビューでは優しそうな言葉を並べている。だけど。
「あたしには、関係ないよね……」
悪い噂を否定はしていたけれど、自分ではどうだって言えるし。
そう簡単に信じるわけにはいかない。だって、あたしだって忙しいんだから、勉強を見る相手は自分が認めた人じゃないと嫌だ。
もう、誰にも傷つけられたくない、裏切られたくない。
「……べ、別にあいつを気になんかしてないんだから!」
そう言いながらあたしは雑誌をレジに参考書と一緒に持っていった。
今日も白銀は早退していった。
本当、遅刻早退が多すぎる。まあ、映画に出るらしいから忙しいんだろうけど。
でも、それなら芸能科のある学校に行けばいいだけの事じゃないのだろうか。
わざわざ田舎の私立を選ぶ理由がわからない。何か入りたい部活でもあるわけでもなさそうだし。謎。まあ、東京にすごく遠い場所ではないけどさ。ここ。
「あ」
参考書を買いに寄り道した本屋に、KAKERUの表紙の雑誌を見かける。
「芸能雑誌……ねぇ」
それとなく手に取ってみるあたし。
中には、KAKERUが王子様のような格好で笑っていた。
インタビューでは優しそうな言葉を並べている。だけど。
「あたしには、関係ないよね……」
悪い噂を否定はしていたけれど、自分ではどうだって言えるし。
そう簡単に信じるわけにはいかない。だって、あたしだって忙しいんだから、勉強を見る相手は自分が認めた人じゃないと嫌だ。
もう、誰にも傷つけられたくない、裏切られたくない。
「……べ、別にあいつを気になんかしてないんだから!」
そう言いながらあたしは雑誌をレジに参考書と一緒に持っていった。

