青春の花は素顔に咲く



「すごいすごい、白銀テストの成績イイ感じじゃん!」

 あたしは白銀の答案を見て叫ぶ。
 平均点に近づいてきたじゃん。信じられない。

「あれだけ酷い成績から本当頑張ったね、白銀」
「コツがつかめてきたんだ。黒野のおかげだ」
「白銀が頑張ったからだよ?」
「……お前が教え上手だからだ」
「えへへ。とりあえず喜んでおく」

 無駄な意地ははるだけ無駄だから。
 素直にお礼を言う。

「これからも頑張ろうね、白銀」
「もちろんだ。本当に感謝だ。これでお前に、お礼金もあげれそうだ」
「……そういえばそんなのもあったっけ」

 最近そのこと、頭になかった。