青春の花は素顔に咲く


「そうだよ。あたし、ゴスロリが好きだから」
「!?」

 あたしが言い返したので、いじめっ子たちはびっくりした顔で顔を見合わせる。

 きっと、あたしが逃げるとでも思たんだろう。
 だけど。何であたしが逃げる必要があるの? あたしは何も悪くないし。

 後ろめたいことも何もないのだから……。
 いじめっ子たちがおろおろしながらあたしを見ている。

 あたしはそれに対してにっこり微笑み返した。

「何で笑うんだよ、がり勉」
「意味わかんねぇよ」
「なんであたし、あんたたちにおびえてたんだろなって思ったの」