青春の花は素顔に咲く


「助かる」

 いつまでも、待つよ。
 白銀の事なら、待てるから。

 はやる気持ちよりも、白銀の心のほうが大事だもん。

 だから、待つよ。

「よし、今日は勉強無理そうだし、帰ろうか」
「ああ。悪いな本当……いつもオレのせいで黒野に迷惑かけて」
「大丈夫。あたし、気にしてない」
「いつか、お前を喜ばせれる未来を用意するから」
(本当は、もうすでに嬉しいんだよ、白銀)
「……待ってろよ?」
「ん。一緒に卒業したいもんね」
「ああ」

 ねえ。白銀。

 あたしは。