学校の発表会に着ていったその服は、周りに何を言われても胸を張って着れた宝物だ。黒を基調にして、あたしの好きをいっぱい詰め込んだゴシックな感じの……。
「……っ」
気が付けばあたしはその服にそでを通していた。
そして。
お母さんの化粧品を使って、昔何処かで見たメイクの仕方を必死で再現していた。
鏡の前には、目の大きな怪しいけど可愛い女の子がいて。
「ねえ、おばあちゃん」
「わっ。なんだい芽以ちゃん。その恰好……かわいいけれど」
「あのね! このお洋服みたいな服の作り方を教えてほしいの! あたし、毎日こういう服が着たいから! たくさん作ろうと思うの!」
「……芽以ちゃん、いい笑顔じゃないかい。そうだねぇ。おばあちゃんでいいならいくらでも教えるよ。おばあちゃん、裁縫の学校を出てるんだよぉ」
おばあちゃんは嬉しそうにあたしを見てほほ笑んだ。
気が付けば、あたしもニコニコ笑っていた。
もう、怖くなかった。この姿の自分なら、自信が持てると思ったから。
まるで、変身スーツや戦闘服のようだと思った。
それぐらい、ゴスロリを着ればあたしは何でも耐えれる気がしたのだ。
……その日からだ。学校にその恰好で遅刻して通って。私服校だからと
ごり押しして。超目立って笑われて。
あたしが「ゴスロリちゃん」と呼ばれるようになったのは――。
そんな過去を、すべて白銀に話した。
「……っ」
気が付けばあたしはその服にそでを通していた。
そして。
お母さんの化粧品を使って、昔何処かで見たメイクの仕方を必死で再現していた。
鏡の前には、目の大きな怪しいけど可愛い女の子がいて。
「ねえ、おばあちゃん」
「わっ。なんだい芽以ちゃん。その恰好……かわいいけれど」
「あのね! このお洋服みたいな服の作り方を教えてほしいの! あたし、毎日こういう服が着たいから! たくさん作ろうと思うの!」
「……芽以ちゃん、いい笑顔じゃないかい。そうだねぇ。おばあちゃんでいいならいくらでも教えるよ。おばあちゃん、裁縫の学校を出てるんだよぉ」
おばあちゃんは嬉しそうにあたしを見てほほ笑んだ。
気が付けば、あたしもニコニコ笑っていた。
もう、怖くなかった。この姿の自分なら、自信が持てると思ったから。
まるで、変身スーツや戦闘服のようだと思った。
それぐらい、ゴスロリを着ればあたしは何でも耐えれる気がしたのだ。
……その日からだ。学校にその恰好で遅刻して通って。私服校だからと
ごり押しして。超目立って笑われて。
あたしが「ゴスロリちゃん」と呼ばれるようになったのは――。
そんな過去を、すべて白銀に話した。

