「さっきはごめん」




君のその謝罪の言葉を聞くのは、もう何度目になるのかな。




「あーうん、いいのいいの、私のことは」



謝る君にこの言葉を返すのも、もう何度目になるんだろう。



「よかったじゃん、土曜日」

「おう!ハルミちゃん、アクション系好きらしくてさ」



嬉しそうに顔を綻ばせる彼の横で、私は上手に笑顔を作れているのかな?

ちゃんと笑えてる?