瞳の奥の美しさを君は知っている

そして、その後は結翔の絵のモデルをする。

彼と話す供述を作りたくて、私が言い出した。
結翔は子犬のような笑顔で承諾した。

いつまで続くか分からないけどなるべく続けたい。

初めて出来た友達の役に立ちたい。

「もう少し下向いて!」

結翔の指示に従う。

モデルをやっている時は会話はほとんどない。

集中しているから、話しかけにくい。

筆の音が美術室中に響く。

心地よい音で結構好きだ。