瞳の奥の美しさを君は知っている

結翔には不思議な魅力がある。

なんだか、近づいたら消えてしまいそうな。


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それから結翔とは仲良くなった。

周りからやーいカップルだー!…なんて言われてないけど。

(2人出歩いてたらカップルにみえるかな。)

…って何考えてんだ私。

4限目終了のチャイムと同時に、結翔がいつものように私の机の前に来た。

「律!今日は美術室いこう。」

「分かった。先いって待ってて。」

「うん。」

私達は毎日お昼を一緒に食べている。