i -アイ-





三國は、ふぅ、と息を吐いて、スタンドマイクのマイクをガシッと掴んだ。




「俺の願い、それは









久遠藍人をREIGNに入れる」




体育館中がザワつく。


けれど、あたしの耳にはかすりもしない。



ただ、あたしは三國を見つめる。


ザワりと血液が動く。



あいつは、ここで、あたしをただの秀才枠の一般人にはしたくないらしい。


i だってこと、話さなきゃ良かったな。


まあ、あの時は仕方なかったけど。


一石二鳥、どころじゃないよね。三國。


あたしがREIGNに入れば、REIGNは確実に力を持つことになる。


それに、近くであたしを見守ることもできるし、秀才枠へのいじめも少なくなるかもね。


この学校、秀才枠肩身狭いからねそこそこ。


けれどそれで、メリットだらけだとでも?


あたしがそこに行ったら、脅威が集中することになるよ?


ねえ、三國。



「あーあ、びっくりした。」



優介さんの気の抜けたような声。

根底では怒っている、そんな感じ。

こんな高等部全生徒の前で、発表して、取り消すことなんて出来ないしね。



「うーん、これは久遠くんの意思もあるだろうしね。まあこの場ではルールはルールだから、俺自身は咎めないよ」