i -アイ-






あたしは三國の背中をバシッと叩く。



「やめねえならシャキッとしてくれる?三國が元気じゃないと気が抜ける」



「……ふっ、本当にワガママだなぁ」



「あははっ、三國にしか言う相手いないもん」



あたしもあたしなりに、ちょっと寂しくて。


三國が構ってくれると嬉しいんだよ。



「楽しみにしてろよ?藍」


そう、あたしの頭をクシャッと撫でて微笑んだ三國。


あー綺麗だなぁ、なんて、三國の顔を見て思う。


久遠の顔なんだよな、三國は。


まりあちゃんに、似てる。


ありがとう、三國。




「……お楽しみかぁ」



それは嫌な予感しかしないけど。



一日目の球技は、1位50点2位30点3位10点っていう点数の付け方なんだけど。



「一日目の勝者、Jokerチーム!!!」



球技をモチーフにしたトロフィーが校長から三國へ贈られる。



校長先生が壇上から降りて、優介さんが壇上に上がる。




「では、毎年恒例の、勝者チームリーダーの特権を。」



その言葉に周りが、おお!!!と盛り上がる。



「……何?特権て」


声が聞こえるように滝谷の耳元で話す。