前半が終われば、うちのクラスはパニックだ。
「おまっ、お前、あれどうやったんだよ!」
「あはは、暁さん怖くてさ」
「いや、今回ばかりはお前の方が怖い」
蓮まであたしを気味悪がる。
「ほらー、まだ負けてんだから頑張ろー」
多分、後半はあたしにマークが付くから動きづらくなると思う。
後半は皆の活躍しだいだね。
「よ」
「あはは、嫌だなぁ。司さんがマークなんですか」
「まあね。お前気持ち悪いから。」
「もう変なことしませんよ」
「あはは、信じないよ俺は」
暁さんめ。
1番面倒臭いの付けやがった。
点数は少しずつ開いてく。
「俺が居なくても、暁がいれば勝てちゃうよ。お前がいなければね」
「あ、それ、行ってこいって言ってます?」
「いいや?言ってないよ」
あたしはまた、助走をつけて、
司さんの股の間をスライディングした。
「ええ、きも」
そんな司さんの声が聞こえたけど、滝谷からのパスを貰って、
ダンッ
ダンクした。
「あーーースッキリしたーーー!」
2年生の皆さんに睨まれる。
あー、怖い。
でも、勝負事は負けたくないのよ。

